2024年5月2日木曜日
連日短すぎる睡眠時間なのに
真夜中、自らで起きて娘の体を触り
熱が出ているのか確認したほどに
ピリついていた朝、娘の熱は下がっていた。
全然、幼稚園に通えていない。
三連休後も発熱してずっとお休みしている…
どうしても登園させたい、
今日行けなければ10連休になる、
もうこのまま慣れずに行けないかもしれない、
誰かにとっては小さな世界の話でも
僕にとっては娘の登園がすべてなのだ。
熱は下がっても次に精神的な問題が待つ、
察しのいい娘は早速ソワソワしはじめる、
寝てないおじさんは体が異常にだるい。
はあー。
このテンションでは娘を元気に送り出すことができない、
仕方ない、魔法の薬に手を出して底抜けに明るい
陽気なお兄さん人格を出さねば…
朝からふたり、ひたすら歌って踊って、
歌のお兄さんお姉さんの力もお借りして大盛り上がり~。
娘の口から幼稚園?幼稚園?と聞かれるたびに
すべてオペラ調で返答して、ベビーカーでは
♪バスに乗って揺られてる~で娘の「GOGO~」
の掛け声を引き出し、幼稚園に着いたら、
やりたがってたセキュリティカードをかざしてもらってニコニコ。
おやつは何にしようか~なんてトーン高めで話して
園庭の大きなこいのぼりを見上げ明らかに
テンションがダダ下がっていく娘の手を引く、
クラスの入口に到着、はい…やっぱりね。
大号泣タイムスタート!
♪パパがいい~パパがいい~
テンション高めの先生と三人で説得タイム、
先生の言葉の引き出しに、あ、それ凄いなって感心して
大号泣ながら最後「幼稚園サイコー」の掛け声に
反応してた娘。
今日は、耳があったのね、ありがとう、ではまたね。
再び園庭に降りてひとり、大きなこいのぼりを見上げ
あー今、色んなものに生かされて生きているんだなと思った。
娘の育児を通して自分自身の成長をもノビシロをも感じた、
そうして明るいお兄さんはただの根暗なおじさんに戻り、
家に帰ってどう見ても散らかりすぎた部屋に目を閉じた。
電話がかかってくるかも、まあそれでもいいや。
登園だけできたことを有難く思って迎えにいきましょう。